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やそはちの米作り日記

東京農工大学の有志メンバーで作られた「やそはち」が千葉県香取市で農家の方にお借りして、お米を作ります!

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お米とそれにまつわる色々な言葉の語源あれこれ

どうも、ご無沙汰しております。春休みに入って、絶賛脱力中のやそはちリーダー、土屋でございます。

ブログ執筆中の今日2月21日は、日中は暖かな陽気で、そんな中外を出歩いていると私の鼻も詰まり始め、春の接近を身を以て感じたところです。

さて、今回はくじによって順番を決めたやそはちブログ・リレー更新3人目ということで、私が更新するわけですが、どのように内容を進めていこうか結構迷いました。まーくんのように自分自身の意気込みを語るか、岡田さんのようにお米について何かを調べてまとめてみるか、どうしようなどと考えていたのですが、まあ自分がこういうことを企画したきっかけというようなものは以前の記事(初めまして!)でも書きましたし、何かと色々な場所で話させていただく機会もありましたので、今回はもう少し踏み込んだ内容にしていくことにしようと思います。

では、どのように踏み込むか。本当は、「自分とお米」というテーマで書いていこうと思っていたのですが、色々と調べていたところ、個人的に面白いテーマを見つけましたので、それに変更しようと思います。

そこで、テーマ発表!!!

今回のテーマは「お米とそれにまつわる色々な言葉の語源あれこれ」でいこうと思います。

日本人が「コメ」と呼ぶものを中国人は「米(正しい発音はよく知りませんが)」、英語圏の人々は「rice」と呼びます。この一つのものに対する言葉の違いに、何か「日本人にとっての米」の姿が隠されているのではないか、そういう思いからいくつかの言葉について調べてみました。今回は研究社の「英語語源辞典」とミネルヴァ書房の「日本語語源広辞典」を参考にしましたので、何か気になるものがありましたら、ぜひ調べてみてください。

あとそれぞれ諸説ありますが、今回はどれが妥当かとかは考えず、「コメ」を捉える一つの視点として全てを重視していこうかと思います。

それでは、以下、見て行きましょう。

①コメ(米)
説1「粳(こ)+米(め)」 餅米に対して粳米
説2「醸(こ)ム+芽(め)」 醸造の芽(元)
説3「籠(こ)ムの連用形」 籾の中にコモッているのが米
漢字「米」の語源 「穀物の穂・実の象形」
         「十+(四つの実)より禾本(かほん)科植物の実」

まずは、「米作り日記」ということもありますので、「米」について調べました。
ふむ……説1は餅米と比較してますが、「どっちも米じゃん!」みたいに突っ込みたくなりますね。果たして餅米は「コメ」じゃないのかな?
説2に関しては、「酒」という日本のコメ文化の一つの形が表れてますね。自分自身あまり酒に強くないゆえ、あまり詳しくはないのですが、人から土産にもらった酒を飲むのは好きなので誰か詳しい人とかに深めてもらいたいところです。
説3と漢字の語源は全て、「コメ」の稲という植物の種子としての形態を表しているというところでしょうか。

②イネ(稲)
「イ(命)+ネ(根・大切な物)」
漢字「稲」の語源 「禾(穀物)+舀(臼でつく、調整する)」 穂を摘み臼でつく穀物

続いては、ときにコメと混同されて使われる「イネ」について調べてみました。先ほどのコメに比べるとイネ(稲)という言葉の日本と中国における意味合いにはかなり大きな違いが出ているように思います。日本人にとっては、「イネ」という言葉には「命の根」と呼ばれるほど、自分たちの生命の根源としての扱いがあるようですが、一方中国においては「米」にも「稲」にもかなり実際的な意味合いしかこめられていないようです。

この違いはなんなんですかね?縄文時代あたりで中国と日本でどんな作物が育てられていたのかとか調べたらわかる気もします。

③rice
ラテン語 "oryza" ギリシャ語 "oruzon""oruza"(インド語もしくはイラン語から)
基本的に南アジア起源の言葉らしいです。例えばアフガニスタン地方のパシュトー語ではvrize、インドのサンスクリット語ではvrihiというそうです。ちなみに、このサンスクリット語のvrihiというのを日本語のうるちと関係づける説もあるそうです(実際のところ不詳らしいですが)。

実際がどうかわかりませんが、もしうるちの語源の話が正しいとすれば英語"rice"と日本語「うるち」という違った語族の言葉が同源であるということになるんですかね。個人的にはこういうところにある種のロマンを感じます。

④ウルチ
「潤、光沢(ウルシ)+稲(イネ)」 ウルシネ→ウルチネ→ウルチ

うるち米に関しては、前回の岡田さんの記事(お米の区分いろいろ)を参考にしてください。

⑤モチ(餅)
説1「モチャつく(粘る)」
説2「モチ(粘る)+イイ(飯)」
説3「モチ(保存)によい食べ物」
漢字「餅」の語源 「食+并(合わせる)」麦粉をこねあわせた餅

はて、中国での餅は麦で作られたものを指すのですね。この場合、日本語と漢字の間にミスマッチがあるように思います。。

⑥タ(田)
タスケル、タズナ、タナゴコロ、タスキ等のタ(手)と関連があるそうです。縄文時代まで遡ると「タ」の語源は「テ(手)の音韻変化のタ」で「手を使って働く場所、耕地」の意を表していたと考えられていたらしく、ここに漢字が伝来後、耕地の意の「田」を当てることから現在のものになったそうです。
この「タ」という言葉から「タガヤス」(タ+返す)という言葉が生まれたということです。

漢字の「田」の語源は「畦によって区切られた耕地の象形」です。こちらは割と知られているんですかね。
ちなみに水田を表す英語"paddy field"の"paddy"はマレー語が語源らしいです。

「タ」という日本語の語源に関しては、「田んぼ」というフィールドが自然環境の中に立地しておりながら人の手によって維持されているという特徴を、たったの一文字であらわしているように思います。やはり米作りというものは、「人の手が入る」部分がとても大事なのではないでしょうか。



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以上、今回は土屋から「語源」ということでブログを更新しました。「言葉」というものが文化に根差しているものである以上、そのルーツを知ることはそれそのものの元来のあり方に触れることができるそのように思います。特に「命の根・イネ」や「手・タ」という部分には、日本人の稲やそれを育てる田んぼへの愛着のようなものを感じました。

さて、今これを書いているのも土屋的にはだいぶ深夜ということで、ところどころ調べ足りない部分もあったかと思います。そういう点に関しては、これからの他のメンバーのブログで徐々に解明されていけばいいのではないかなと思います。

それでは、花粉症にはくれぐれも注意して、徐々に暖かくなる季節を楽しみましょう!

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コメント

生協上の「オリザ」の由来は、ラテン語の「oryza」なのかもね。
実際食育関連の活動を提携して行っているし、「田」を根本としたコメを始めとして様々な食材を調理してると考えるなら、わざわざ二ヶ所も設けられてるのも納得するよ(^^)

  • 2012/02/22(水) 11:25:40 |
  • URL |
  • 平塚 #-
  • [ 編集 ]

「命の根」で「いね」なのか。
日本人にとって、いかに米が大事なのか分かる。いーねー^^

  • 2012/02/25(土) 19:14:15 |
  • URL |
  • 舘野 #-
  • [ 編集 ]

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